ムーラの日傘をつくってくださる「竹原商店」さん

広島県の尾道市は、坂の町、文学の町、映画の町、猫の町と呼ばれ、歴史と魅力のつまった瀬戸内海沿い小さな町です。
design labo chica代表ツジマミは尾道市の近くの福山市出身の為、生活の拠点を福井に移してからも帰省に合わせてよく出かけます。

最近では駅周辺や商店街沿いの古い町並の中に素敵な新しい雑貨屋やパン屋、カフェなども出来ていて楽しいのですが、
駅裏や山の手の坂道など、ローカルなエリアをお散歩するのも、とても楽しいです。良い季節にはたくさんの猫とも出会えます^^

そのお散歩の途中、偶然見つけた傘屋「竹原商店」さん。
通りかかったとき、昭和の心地良いなつかしさが残るの商店のその奥で、ご主人と奥さんが傘を作っていらっしゃるところでした。

インドでも日本でも、作る現場はとても興奮します!
お仕事のお邪魔にならないようにお話をきいてみると、竹原商店さんは仕入れの傘の販売と、
お客さまやブランドさんのからオーダーの傘を作っていらっしゃるそう。
作業部屋には全国から届いた傘になる予定の布がたくさん並んでいました!

1本1本大切に、丁寧に作られる雨傘や日傘。
「大切にしまっていた着物も、もう着なくなったけど、近くに置いておきたい」というお客さまや、
「漁師を引退した旦那さんの船で使われていた大漁旗を使って、記念の傘にしたい」など、いろいろな注文をうけて、

その布が傘になったとき思い出が映えるように柄の配置を考えたり、布の特徴を活かすような傘づくりをされているそう。
丁寧でやさしい傘づくりをされている竹原さんに、すっかり惚れてしまいました^^


Mula:working clothのオリジナルテキスタイルや、つむぎやセレクトの布も、柄の出方を吟味して傘に仕立ててくださいました。

つむぎ布の傘の縁は、あえて三つ折りをせずに仕上げたものや、鳳凰デザインのセレクト布は鳥の絵の部分を揃えて仕上げて会ったり、

組み合わせはお任せしていた傘の持ち手は、どれも可愛らしい木の持ち手。

ムーラの日傘は、インドのおおらかさと、竹原さんのやさしさを持った日傘になったな、と思っています。

写真は奥様がお客様の「大漁旗」で作った傘を開いて見せてくださったところ。
ご主人は写真は照れて写って頂けませんでしたが、まじめな職人気質のご主人でした。

みなさま、ムーラの日傘をお楽しみに^^

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写真左はMula:working clothのオリジナルテキスタイル「バグルー村の太陽の花」白×白。右は同じく、茶色×緑

白は内側から太陽を透かすと花の部分が影になって浮かびあがるプリントをしてあります。

茶色×緑は、やわらかい自然染の色合いと、ブロックプリントの版のズレなどの表情が可愛らしいく映えます。