えいこさんの「お金って何だろう」お話会

京都北山で「アルファベット」というセレクトショップを運営し、世界を旅しながら現地で見つけた生活雑貨や、日本の魅力あるものづくりをている作家、企業のアイテムを取り扱っていらっしゃった郷田英子(えいこ)さん。現在は店舗は閉店し、和歌山の熊野古道の近くで「宿屋れもん」を運営していらっしゃいます。いつも心の赴くままに、時には導かれるように、場所やものにとらわれない、そして人やものへの深い愛のある暮らしをしていらっしゃるように思っています。

私(ツジマミ)とえいこさんとのご縁は、私がインドの仕事を始めたばかりのころ、商品を置いてもらえるお店を探していたころ、えいこさんのお店を訪ねて、商品を見てもらったときから。その後、インド旅も何回かご一緒しました。いつも愛情深く、大きな力で背中を押してもらったように思っていて、本当に尊敬する人生の先輩です。自分の好きなものを販売しながら、深く物事を考えられているように思います。

最近のえいこさんは、2023年春から夏にかけて約4か月間、トルコの旅に出ていらっしゃったそうで、いろんな場面で人に助けられたり、家族のように一緒に暮らしたりしたなかで、「お金って何だろう」と問う場面があったそうです。

今回の「布と畑とお洋服」のテーマにもそう、そして同時開催の早川ユミさんの「土着のフォークロア展」の言葉(※1)にもあるように、資本主義中心の世界と自分の距離感を問う。そのようなことではないでしょうか。

この企画はツジマミが、えいこさんに旅の話を話してほしい、とお願いしたところから始まりました。えいこさんの目の前の世界への視点が、とても面白いです。

これは私(ツジマミ)の経験ですが、日本を飛び出して世界に出ると、私たちがよく言っている「普通」ってないし、お金ではない価値交換の瞬間がたくさんありました。生きることとお金。お金はなくてはならないような気がするけれど、ほんとうにそうなのかな。資本社会って何だろう。お金があるからできること、お金がなくてもできること。お金と気持ち。お金がいらない世界。お金ってどのくらいあれば生きていけるんだろう。やりたいこととお金。職業とお金。生きることとお金について。そして、愛について。


広い世界をたくさん旅してきた中で出会ったえいこさんのエピソードなども交えつつ、お茶を飲みながら、ひろくお話したいと思っています。聞く専門でもOKです。


えいこさんの「 お金って何だろう」お話会

●日時 11/18㈯ ①11:00~12:00 ②14:00~15:00 

●定員 なし

●参加費 お金じゃないもの。英子さんへのお土産?皆さんの好きなもの?肩たたき券? ※変更になりました(旧:ドネーション制)

●ご予約不要

●持ち物 ご自由に お飲み物、お菓子、お昼ご飯等、あれば、持ち寄りいただいたら、おいしい時間になりそうです。もちろん、お持ちいただかなくても大丈夫です。


えいこさんがモンゴルから仕入れている約ウールの極厚靴下や、韓国の雑貨や韓国のパッチワーク「ポシャギ」が並びます。知る人ぞ知るセレクトショップ・アルファベットの目利きアイテムもご覧ください。